腎細胞癌Q&A

質問 開放手術と腹腔鏡下手術について教えてください
答え 近年、内視鏡、手術鉗子、止血装置の発達により、腹腔鏡下手術が急速に広まりつつあります。約20-30cmの長い皮膚の傷が必要な開放手術と異なり、これは3-5本の径5-12mmの筒を通してカメラ、鉗子、ハサミを体内に入れて、腎臓を周りから剥離し、太い血管を縛り切断して、がん細胞がこぼれないようにビニール袋の中に腎臓を入れた上で体外へと取り出す方法です。腎臓自体が握り拳の約1.5倍と大きく肋骨の裏に位置するため、従来の開放手術では大きな傷が必要で、肋間神経、筋肉を痛め、ときに手術の後に筋肉が弱くなるために社会復帰に時間がかかり、長い間傷の痛みに悩む方がいました。腹腔鏡手術では手術後の回復が非常に早く、傷の問題が少ないために、不快な症状も少な目です。腹腔鏡手術は胆石の手術として既に標準的な方法となっていますが、腎がんに関しては技術的に難しいことで一部の施設でしか可能ではありません。健康保険については2002年4月に正式に採用され、開腹手術と同じ金額で治療が受けられるようになりました。 腎部分切除術は、全摘除術に比べて止血が難しいために、腫瘍が小さく縁の方にある場合にのみ、腹腔鏡下手術が可能です。当院では、肝腫瘍の治療のために開発されたマイクロウェーブ凝固装置 を用いることで多数の治療経験があります。 【北海道大学大学院医学研究科腎泌尿器外科学講座】より http://toms.med.hokudai.ac.jp/patient/disease/kidney/kidney.html
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