中学校で講師


道徳「注文をまちがえる料理店」で人権教育
2021(令和三)年度第二学年「人権教育

道徳「注文をまちがえる料理店」の三川さんを講師にお招きして「人権」について考える

―「障がいを通して人権とは何か」人とのかかわりの中から見えるものー

「注文をまちがえる料理店」から人権をテーマに,今回の授業で感じた感想を書きましょう

中野区立明和中学校第二学年  
中野区立明和中学校生徒感想文
第2学年 第4回 「人権教育」

道徳・【注文をまちがえる料理店】の三川さんを講師にお招きして、「人権」について考える
―「障がいを通して人権とは何か」人とのかかわりの中から見えるもの ―

1.目的:・「道徳」の授業を通して、人々の営みの中から人権に関する考えを深め、人に対して思いやり心を育む。
2.日時  令和3年11月25日(木) 4校時 2学年道徳 11:45~12:35
3.対象:第2学年 149名
4.場所  体育館(学年集会隊形.イス持参) ※3時限・体育館準備
   (ステージ正面 各クラス男女それぞれ背の順2列)
5.講師  三川一夫 さん ※講師は11時頃に控室の校長室に来校する予定
  (陽だまりの輪)杉並区高円寺南1-20-20 03-3311-2955
     ※1名出版者の方同行予定
6.内容:  新しい道徳2「注文をまちがえる料理店」(東京書籍)P.94
・企画にかかわった三川さんに来校して頂き、当時の様子を、映像などを通して人とのかかわりをお話し頂く
また人権に対する考え方を深め、生徒からの質問にも答えてもらう。
 内容時間
・開始のあいさつ(司会):整列後 司会自己紹介1分
・今回の内容、講師紹介:T1分
〇自己紹介 (陽だまりの輪) 講師:三川一夫 さん1分
〇朗読者(1名)、道徳「注文をまちがえる料理店」朗読7分
〇代表生徒感想(2名)5分
●対談 道徳「注文をまちがえる料理店」について(映像2本有)講師:三川さん
  ※進行:T
18分
講話を聞いての質疑応答8分
生徒へメッセージ・講話 「人権について考える」7分
・お礼のあいさつ(司会)2分
感想文
つぎのような企画でお話しをしたときの生徒たちの感想文の抜粋です 

1. 料理店で演奏したいと言った妻の思いを尊重して,何度も妻がつまづいても投げ出さずに真摯にピアノを教える姿勢に感動した。認知症であれ何であれ,一人の人間として一般人と同等に扱わなければならない事の大切さを学んだ。今まで出来なかった事が,何度も練習を重ねてやっと克服できたとき,人は大きな自信を得られることが分かった。家族が認知症になっても,施設にいれないで自らの手で介護をする事で,その人が笑顔になれることが分かった。

2. 今回の講演で,認知症について深く理解することができました。まず,認知症といっても,人によって症状が違うことが分かりました。認知症になる前にはできたことが突然できなくなったら当然とまどうと思うし,自信もなくなってしまうだろうと思いました。しかし,三川さんのように,またできるように挑戦したり,間違えても否定したりしないで、認知症に寄りそいながら暮らしていけるのではないかと思いました。認知症の方に限らず,社会には色々な人がいるので,お互いの気持ちを尊重し合い,思いやることが大切なのだなと改めて考えさせられました。

3. 三川さん話を聞いてさらに認知症への認識が変わった。認知症になってから生活や暮らし方は変わったか?と質問した人がいた。三川さんはそれにこう答えた。「変わったところは何もありません」と言った。「認知症になったからといってその人が一人の人間であることに変わりがないのだから」と言っていた。確かにと思った。逆に認知症になったからといって態度を変えてしまったら,相手も少し嫌な気持ちになるなと思った。もし,これから自分の身近な人,大切な人が認知症になってしまっても,今まで通りに普通に接しようと思った。

4. 様々なことが人との関わりによって成り立っていることが分かった。また障害があるから“できないこと”というマイナスな考えではなくて,障害があっても“できること”というようなプラスな思考を持てるようになりたい。障害について,より考えを深められることができた。おたがいを尊重しあえる社会ができるとよいと思った。声かけが大切と知れた。道や,駅などで困っている方がいたら,自ら声かけをしたいと思う。 

5. 誰でも間違うことがあるので,それをひていしたり,怒ったりするのはよくないと思った。また,感じ方も人それぞれなので自分とこのみがあっていない時に相手のこのみをひていすることもよくないと思った。もしも意見がくいち違っていても,受け止めてあなたはそういう考えなんだねと尊重することが大切だと分かった。よく,「自分が傷つくことは相手にはしていけない」という言葉を耳にするが,相手は自分と傷つくラインが違うのでひょっとしたら自分はそんなこと思ってなくても相手は傷ついているかもしれない。そのことをふまえて,傷つけないように気をつけて発言できる人になりたいと思った。

6. いままでできていたことができなくなってしまうことがどのくらいたいへんなのか伝わってきました。あきらめずに最後までつきあった三川さんかっこいいと思いました。ピアノを弾いているやすこさんの映像を観させていただきました。間違えながらも最後まで弾きつづけたやすこさんがすばらしいと思いました。相手の立場に立って思いやることが大切だと改めて思いました。

7. やす子さんのピアノを弾いている姿を見て,とても努力したのだと思いました。また三川一夫さんがおっしゃっていた言葉が胸に残っています。その言葉は「好きなことをしている瞬間が1番輝いている」という言葉です。聞いたときに真っ先にメモした言葉です。おそらく,三川さんはやす子さんの好きなことをしている姿を何度も見てきたから言える言葉だと思います。そして,三川さんの愛情が伝わってきました。やす子さんは若年性認知症といわれたときに,どう思ったのかは,私には分かりませんが,絶対に落ち込んだと思います。けれど,三川さんの支えもあって,ピアノを最後まで弾ききったと思うと,とても感動しました。最後に講演ありがとうございました。

8. 前までできていたことができなくなると自信をなくしてしまう事を改めて知ることができました。しかし自信をなくしてしまっても努力をすればできるようになれたと聞いた時に感動しました。相手のとこをよく理解し,話し合うことでもめ事が少なくなると私も思ったので,今後実践してみようと思いました。やすこさんの笑顔が増えて良かった,と三川さんが言葉にしたとき私は改めて素晴らしい人だなと思いました。「好きなことができることが一番幸せ」という三川さんの言葉がとても心に刺さりました。

9. 病などの理由から,自分の身体を自由に動かせなくなった人たちに,僕らができることは,その行動を支えてあげることくらいなのだと改めて感じた。過剰に手を貸してしまうと,その人の思いを無視し,それこそ人権を踏みにじってしまうことになる。だから,その人が楽しく暮らせるように,僕が出来る範囲で支えてあげたいと思った。

10. 認知症でも,一人の人間には違いないということが改めて分かりました。ピアノをひいている時,何度も同じ所で失敗してしまっても「もう一回ひく?」などのちょっとしたことでも相手にとってはうれしい言葉で,その一言で大きな自信になり,3ヶ月も練習して本当にすごいと思った。相手を知り,相手の立場を思いやることが大切だと知ることが出来ました。

11. 「注文をまちがえる料理店」で演奏された元・チェリストの三川一夫さんの講演を聞いての感想は,奥さんのやす子さんが認知症になられて現在は寝たきりの状態になってしまわれたようですが,三川さんが落ち着いて話される態度に達観さを感じました。やす子さんは認知症になってしまい,ピアノが弾けなくなったり,字や計算などが出来なくなってしまっても「注文をまちがえる料理店」などでピアノをひきたい,演奏したいと思い,挑戦している姿を通じて,相手の立場を尊重や理解をし,間違いをとがめないというのも1つの人と人の交流や信頼であり,このようなものが“人権”に関する問題の解決の1つのきっかけにつながるのではないかと思いました。三川さんの講演を聞いて,人権についてとても深められました。

12. 認知症になるとやす子さんのように得意だったものが出来なくなり,自信がなくなってしまうと知りました。そして注文をまちがえる料理店でピアノを弾いたことを通じてたくさんの練習をふくめ大きな自信にかわったということにとても感動しました。そしてこのような活動は,自信をもつきっかけだけでなく,笑顔になれたり,障害を持ってない人にとっても,おたがいを思いやる気持ちを持てたりなどのよい影響を与えたのだと思いました。だから私は,一人一人に生きる権利があることを意識し,おたがい楽しくすごすために相手のことをきちんと理解し,みとめ合って過ごしていきたいと思いました。

13. ピアノとチェロの映像を初めて見たのですがとても感動するものでした。正直教科書で周りの人が泣いていたと書いてあって「うそっさ」とか思ってしまっていたのですが,あれを観たらうなずくことしかできないです。折り紙がすごかったです。三川さんが自分の映像を見てるときの顔が面白かったです。

14. 「注文をまちがえる料理店」の参加を決めたのが泰子さんであることを聞いて,泰子さんも自分を変えたいと思っているのではないかと思いました。泰子さんと一夫さんの演奏を聞いて涙を流している人の気持ちもよく分かりました。今回は,いらっしゃってくださいましてありがとうございました。

15. 三川さんの話を聞いて障がい者への考え方がかなり変わりました。特に障がい者のせっし方です。ふつうにせっすると聞いて最初はふしぎに思いました。説明を聞いてよく分かりました。

16. 第四回「人権教育」を通じて三川さんから“相手の立場をおもいやること”“おたがい向き合って考えること”の2つを学びました。この2つは当たり前なことだけれど常に意識している人は少ないと思います。だから,今回改めて知ることができ,自分も心がけていこうという思いが強まりました。また,認知症という病気をわずらっていても出来ることはたくさんあるんだということが分かりました。

17. 三川さんのお話を聞いて「注文をまちがえる料理店」を開いてどんなことを思ったのか,泰子さんが認知症とわかった時の心の変化などがとてもよく分かった。私も「注文をまちがえる料理店」が開いていたなら行ってみたかったなと思った。泰子さんが何度もあきらめずピアノを演奏したりしているのを見てとてもすごいなと思った。

18. 認知症の方々について深く知ることが出来た。様々な問題もあるけど,みんな同じ人間で,相手の事を認めることの大切さを知り,自分は色んな人と関わり,相手のことを認め合いたいと思う。

19. 人と関わるときは相手の立場から考えて行動することが大切だということを学び,これからはそのようなことを頭の中に入れて,生活したいと思っている。三川一夫さんの奥さんの泰子さんが若年性認知症であり,普通の生活の中で苦しんでいることを知りました。しかし,そんな辛いことがあっても,泰子さんは好きな音楽(ピアノ)をやめませんでした。泰子さんはピアノの位置を忘れてしまっても一夫さんの支えでひき続け,ひけないところがきけると,とてもよろこんでいたと聞きました。そこで僕は「好きなことができるということは一番幸せなことなのかもしれない」という一夫さんの言葉にとても感動しました。

20. 泰子さんが「諦めない心」の大切さを学びました。三川さんがおっしゃっていた通り間違えるということは自分の自信をなくすこととイコールの関係であると思います。けれどピアノに向かって失敗しても何度も挑戦していた泰子さんの姿にはとても感動しました。きっと何度も失敗しても諦めない気持ちを忘れない泰子さんの姿と,何度間違えても優しく声をかける三川さんの姿が沢山の人に感動を与えたのだと思います。その感動はおふた方の「努力の結晶」から生まれたものだと思います。好きなことと努力をかけ合わせてもっている泰子さんは最強ですね!私も失敗して落ちこんでしまうことが沢山あるのですが,そんなとき泰子さんの姿を思い出して失敗しても何度も挑戦する「諦めない心」を胸に生活していきたいです。他にもお互いを思いやる気持ち。相手のことを理解しようとする気持ち。などを学ぶことができました。

21. 相手のことを変に気づかってあげたりするのではなく,相手のことを理解することが大切だということが分かりました。優しいなと思いました。

22. 三川さんは「注文をまちがえる料理店」に参加して泰子さんが明るくなったことや笑顔が増えたこと,自信がついたことなどの泰子さんの良いところをたくさん答えていて,相手のことを理解する,尊重するというのが上手だと思いました。認知症の方を否定してはいけないと言っていたけど認知症の人に限らず否定することを少なくしていこうと思いました。

23. 認知症になってしまうと今までできたことができなくなってしまう。認知症は40代でもなってしまう。認知症になってしまうと簡単なことでも間違ってしまうことがあるということを聞きその後に三川一夫さんは「間違いを否定せず認めてあげ理解することが大切」と言うことをおっしゃていました。僕はそれを聞いて驚きました。人間は誰でも間違ってしまうことがあり,それに対して指摘するのが普通だと思っていたが三川さんの話を聞いて「間違いに対して強く指摘するのではなく、間違いを否定せず肯定し,認めてあげ,一つ一つ間違えを直してあげる」ということが大切と言うことを本当に実感しました。僕たちにも勉強というものがあり,それも同じで一つ一つ間違いがあっても人間なのでしかたなく,直していくことが大切であるということとして今回の講演会のことが通ずると思いました。

24. この前の菊池先生道徳の授業の前,私は認知症の方は間違えることに対してあまり何も感じていないのかと思っていました。しかし,それは違っていて間違えることはつらいことというのを知りました。そして今回三川さんの「注文をまちがえる料理店」に参加したときの三川さんと泰子さんのことについての話しを聴いて,私は間違えを許せて,相手を理解や思いやりを大切にしていきたいと思いました。料理店での話の中で泰子さんが認知症の影響でピアノができなくなり自信がなくなってしまったがこの料理店で間違えながらももう一度ピアノをひいて自信を取り戻すことができたとおっしゃっていて,間違えても何度もできるまで挑戦した泰子さんや泰子さんが間違えてもできるまでずっとサポートしていた三川さんのような相手を理解して相手の立場になって考えられるようになりたいと思いました。

25. 私は第4回の人権教育で,認知症の方に否定してはいけない,だれでにでも同じように接すると言うことが分かりました。泰子さんはピアノをひいていたら自信が取りもどせた,という話しをされていて,注文をまちがえる料理店でもピアノをひかれていました。その時に泰子さんが何回かまちがえる時が有り,それで泰子さんが「だめだ」とおちこんだ時,一夫さんが「もう一回ひく?」といい泰子さんがひいたらさいごまでひけていてそれは夫である一夫さんが泰子さんのことを思い支えていたからだと思いました。私は感動しました。また,週に一度2人で話す時間を作ったり,家族かいぎをしたり泰子さんを支えていてすごいと思いました。一夫さんは泰子さんが認知症になっても同じように接する。妻は妻だからと言っていました。私もたしかにそうだなと思いました。泰子さんが認知症になろうがなるまいが泰子さんは泰子さんで同じように接することで,その人にとって自信にもなっていくと思いました。

26. 三川さんが大切だと言っていたこと,私もすごく大切だと思いました。「相手の立場になる。お互いを思いやる。相手のことを知る。」正直,認知症は高齢者の方がなるものだと思っていました。泰子さんの様に若くして発症してしまう方もいらっしゃると知りました。そりゃモチベーションも下がるし,自信もなくします。ですが,支えてくれる人がいて,好きなものがあるから,少しずつ自信もつき,笑顔も増えていくと思いました。相談会や家族会議などとても名案だと思いました。今こうして自分が,あたりまえのように文字を書いたり,歩いたり,ピアノを弾いたりできることに感謝し,自分を大切にしていきたいと思いました。もう歩くことも,話すこともできないと聴いて,とても涙が出そうでした。

27. 普通通りに接するとやはり当事者もうれしいということが分かって良かったです。身がまえずに「ふつう」に接する。これは今の社会の課題ではないでしょうか。LGBTQ等もふくめ多様性が重視されていく将来,もっとふつうに普段通りにをあたり前にしていくべきだと改めて実感しました。大切なことになると思いました。

28. 三川さんは泰子さんが認知症になったときの気持ちの変化はないと言っていて理由は同じ人間で生きる権利があるからだと言っていた。他人と少し違っていても同じ人間であるし,生きる権利もあると思った。他人と違うからかわいそうと思うのはだめだと思った。

29. 今回の話しを通じて,障がいがあっても,なくても,人の権利は平等にあること。そして,お互いをおもいやることが大切であることがわかった。三川さんが話す,妻の泰子さんに対する接し方というものは,障がいの有無に関わらず大切なことだと感じた。三川さんは,週に1回は泰子さんと話す時間をとるというのは,家族や友達の間でも必要なことだと思った。後,「注文をまちがえる料理店」に参加をしたことで,泰子さんが自信をつけることができたという話しからこのようなイベントなどをとおして誰かに何かを与えることができるというのを知ることができた。今回は,講演でいろいろな話しをしていただきありがとうございました。

30. 僕は今回「注文をまちがえる料理店」(人権教育)を通じて相手の立場になって物事を考えることを大切にしようと思いました。道徳で「注文をまちがえる料理店」を読んだ時にある三川さんの一言がとても印象に残りました。それはスタッフさんがやすこさんにわざと注文を間違えさせるかという問題について三川さんが「妻は間違える事はとてもつらいんです」といっていてとても印象に残りました。認知症に例えなったとしても相手の意見を尊重して考えてなにも否定せずに発言していたからです。そして料理店が始まり間違えても誰も否定せず,やすこさんも楽しくお店をしてピアノを三川さんとやすこさんで一緒に楽しく演奏してやすこさんの自信がついてよかったです。

31. 今回,三川さんに貴重な話しを聞けてよかったです。人は認知症や他の障がいの方をみるとかたよってしまったへんけんを持つ方が少なくともいると思います。私も障がいの方を見ると前までマイナスなイメージを持っていました。ですが,今はそのような障がいの方を見ると自然に何か困っている人をみかけると大丈夫かなと心配になったり,当たり前だけど,助けたり,手伝ってみたりして行動するように心がけています。また,三川さんからピアノを弾いている動画を見せてもらった際には,2人でたすけあいながら最後までがんばっている姿がとても素敵でした。道徳の授業で学んだ「注文をまちがえる料理店」では文からでしたが,誰でも間違える事もあるということをお客さんもちゃんと考え,誰も否定せず,ほんわかとしたふんいきが伝わってきて,とてもいいことだと感じました。私もこのようなお店にいってみたいと考えたり,楽しそうだなと思いました。最初に三川さんがおっしゃられた近々近くにカフェを作る予定とお聞きして完成したら行ってみたいと思いました。

32. 認知症で注文を間違えてしまうおそれがあるかもしれない。お店がはじまる前,認知症の方々は日々その圧迫感に悩まされていたのかもしれないと思います。お店がはじまって緊張感がある中で認知症の方々は大きな一歩をふんだと思います。この授業を終えて,どのような人でも,大人,子供,男性や女性,障がいがある人でも,お互いに理解しあって生きることが大切だと思いました。どんな時代になっても,人と人が互いに理解しあえるような時代になって欲しいです。認知症の方々は間違えてしまうおそれがある。それをあたたかく見守ってくれる社会になってほしいと思いました。授業をしていただきありがとうございました。

33. 私は今回の授業をうけて,今まで知らなかった認知症の考えを深めることが出来ました。また,やす子さんが認知症になっても人の役に立ちたいという思いも素晴らしいと感じましたし,それを実現させてあげられる一夫さんもすてきだなと思いました。また,「注文をまちがえる料理店」に参加して自信をつけられたことは参加した意味があったと思いました。三川さんがやす子さんの立場になって『どうする?もう一回やってみる?』などと話しかけていたのを私も見習ってあいての立場になって考えられるようにします。最後に,話す時間を設けることで相手を理解出来信頼し合っているのが伝わってきました。もっともっとこうゆう活動が広まってほしいです。

34. 私のまわりには認知症の人がいないので,ニュースなどで認知症の方を見ると,怖いイメージやえ‥?と思うことがあります。ですが,今回三川さんのお話を聞いて「認知症の方も1人の人間生きる権利は同じ」と聴いて,ピアノの練習など,必死にがんばっていて応えんしたくなる,そんな気持ちになりました。この時に,私は「相手の気持ちを理解する」それが出来た気がしました。これからも,今回で学んだことを大切にしていきたいです。

35. 「間違える」ということは,私にとって,いけないことだという思いの方が強くあった。その中で特に,人前のことでの「間違える」は私にとって恐怖にもなるし,自信がなくなる原因でもある。だから,完璧を求めすぎたり,他人と比べたりもする。でも,今回の授業をうけて「間違える」というのは決して恥ずかしいことでも,ダメなことでもないんだと少し思えた。認知症になっている人は,私の周りにはいないから,これまで,どのようなものなのか理解できなかったけれど,認知症でない人の場合,間違えないように努力すれば,間違える事はあまりないと思うが,認知症の人にとっては,間違えないようにと思っても間違えてしまうことがある。その時に,周りの人がどうするかで,私は,その人自身の気持ちが楽になるのではないかと思った。だから,もし私の周りに認知症の人がいたとしたら間違える事はダメなことじゃないんだ。と今回私が教えてもらったように教えてあげたい。

36. 「まちがいを否定しない」というお言葉がとても印象に残っています。それにはお互いのことを理解しあうことが必要不可欠で,思いやりを持って物事を考えなければならないのだろうと感じます。障がいの有無なんて関係なく,人として,同等な存在として,様々な人と接していけるようになりたいです。

37. 三川さん昨日は私たちのために来ていただき,ありがとうございました。私は,認知症と聞くと,記憶がなくなってしまって怖いというイメージでした。ただ,今回の三川さんのお話を聞いてもし認知症になってしまっても,好きなことを続けられて楽しめる感覚を味わうことができることが分かりました。質疑応答の時間では,相手を知り理解することが大事だとおっしゃっていました。私も,家族や友達,学校,部活の仲間と共に過ごしていく中で三川さんがおっしゃったことは,とても大切なことだと感じました。性格は違えど,どんな人でも,人権を持っていることには変わりはないので,皆が楽しく,明るく過ごせるような方法を考えて,行動していきたいです。月に一回話し合いの時間を設けたりしてもっと相手を知っていきたいと思います。そのことで最近のニュースで見る殺人事件のもととなる原因がなくなりどんど事件が減っていくのではないかと思います。もし,認知症の他で,障害を持った人が周りにいたとしても,あまり特別扱いはせずに接し,困っていたらすかさず助けるという行動を取っていきたいです。そして,優しく声を掛けることで,相手は少し落ち着いて生活できると思うので,焦らず,声を掛けることをやっていきたいです。明るく,笑顔で過ごせるように,色々な工夫をすることが大事ということで,私も皆が楽しめるような行動をやっていきたいです。三川さんのおかげで考えを改めることが出来ました。本当にありがとうございました。

38. 相手がもし、自分と違っていてもその違いや多様性を認め合い,接していくことの大切さを学びました。自分のクラスにも間違いを受け入れられるような雰囲気を作っていきたいと思いました。

39. 「注文をまちがえる料理店」について勉強して,様々な人権がある中で,問題が多い障害に関する人権で,障害があるひと認め,障害のある人とない人が共に生活できる空間を作っていくことが大事だとしった。機会があれば,そのような活動についてもう少しくわしくしりたい。

40. 今回,三川さんのお話を聞いて一番印象に残っているのは泰子さんが認知症と診断され何か変わったことがあるかと聞かれたときに「大きな変化はない。1人の人間としては変わりはないから今まで通りの生活をしているし,これからもそうしていきたい」とおっしゃっていたことです。私はそれを聞いてはっとしました。今まで人権のことについて学んできて人はみんな平等で同じということを理解したと思っていたけれど,認知症などの病気についてのことになったときに「それを忘れてしまっていることに気付きました。これからはまだ自分のあまり知らないことについても理解を深め誰にでも平等に思いやりを持って接することが出来るような人になりたいと思います。今回は沢山お話しを聞かせていただきありがとうございました。

41. まず,三川さんのおっしゃっていた「相手を理解すること」私にとってこの言葉は永遠のテーマだと思いました。また,三川さんは“お互いを想いやる”ことも大切とおっしゃいました。自分たち人間は常に人間を想いながら生きて行かねばなりません。どんな人に接するにあたっても想いやらないと優しさにはなりません。映像を見た時,やすこさんは泣いていました。やすこさんの気持ちを考えてみると認知症になりたくてなっているわけではないのに‥。と私も少し悲しくなりました。けれど2人の時間や家族の時間をきちんとつくりお互いに思っていることを伝えあうことによって,徐々にその悲しみは埋まっていくのかな,そう学びました。自分も部活で悩む時,友人の考えが分からない時に,相手を知って,相手の立場になって考えよう。そう感じました。